ウマ娘の映画を観た(2回目)

劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』をもう一度観に行った。1回目より楽しめた、シナリオを既知の状態で見れるので 没入して観れるように脳内の整理が済んでいて、余計なことを考えずに感動だけ出来た。スポーツを観て感動したっていうときと、映像を見て感動したっていうときと、聞き手の感情のレンジが一般的に違うとこを想定されてそうでツイートするのなんかな~ってことで涙ぐんだを使ったわけ。ドラ泣きの感動とそうでない感動が日本語で区別されてればいいのに、ということ。
余計の具体、競馬ファンないしウマ娘でレースの体系とか特に価値とか共感ライン揃えておかないと映像も音もいいけどイマイチキャラを飲み込めないでしょやっぱり。原作知らなくても!って嘯くツイートでバズ狙う不誠実なツイートが嫌い。
まあ、本人は本当にその辺に引っかからないで表現されてるキャラの感情を素直にそのまま飲み込める作品消費が出来るのかもしれないけど…。素でそんな感性の大人がおるわけないやろ、が基本スタンス。常識を自分の身体から離れて考えることはできないよねー。
感情移入って言葉は使いたくない。感情に共感できなくたって物語のキャラとして理解と納得は出来るでしょ。学術的な定義は知らんけど、個人がネットに残す言葉の意味としての扱われ方を踏まえると、私が消費者するときはそれに与したくない。

LIVE ZOUNDの音響最高~~~~ド迫力の音圧でもクリアさが全く失われず、それどころか他だと濁って聞こえないような効果音まで粒立って拾い上げてて、「自然な」音を聴かせてくれて、チネチッタ一番好きな映画館です。例えば映画の最初のBGM、Twinkle Miracleの入りの右方向からだけ鳴るアコギだけ鳴ってる間、右後ろの人がスマホ消し忘れたのか?いやでもめっちゃいい音楽だしタイミングだしBGMだよな…?って左側からも聞こえて両側埋まるまで逡巡しちゃった、それぐらいスピーカーとの距離を感じさせない自然な音の空間になってる、スクリーンの中が。
それが新時代の扉の方向性とベストマッチだよねって!最高のサウンドトラックと相性が良いのはもちろん、レースシーンの地響き、風切音、歓声、、絵も話も疾走感が凄いこの映画への没入をもっと深めてくれる。今日気付いて好きだったの、橋の上でランニングしてる時に蹄鉄の硬い音が鳴ってるんだけどスニーカーじゃないからね、それが小さめで、地下馬道歩いてる時の蹄鉄の響く金属音とも地面の材質が違ってて、手間と拘りすご!てなった、これもLZの粒立った音じゃないと無意識じゃなく意識下に金属音の扱いが昇格するかわからなかった。

1回目からの復習。
タキトレ、特番でオープンになってない方のカットだとトレーナーバッジがもっと目立ってた。ダービーで隣にいる女トレがモルモットくんで間違いないんだろうな、設定の強度が上がる…世界観は物語優先で蔑ろにされない度が上がるから嬉しい。
タキオンと飛行機は皐月賞後から紐付けられてたが、アグネスフライトを意識させたいかというとどうなんだろう?皐月賞直後はダービー馬って意味で汲めるんだが。ジャンポケがダービーと無関係のところでも飛行機音に悩まされてたし?そう音も使ってたから飛行機雲っていうか飛行機だよね、残光と去っていく飛行機のニュアンスはまあわかる。青空=ディープスカイはこじつけ感強いな、青空だったの皐月賞だけだったし。画的に光源優先して史実から逸れすぎない範囲で皐月賞は青空!ってニュアンスじゃん、レースごとに色変えて画面の印象付けてるしさ。
カフェの菊花賞の天候の史実改変が無理あるだろ!演出優先でこんなに変えていいんだウマのアニメなのにっていい意味の再確認をした。大雨になってるのもそうだけど、15時半で夜と見間違うほどに日光が遮断される雲で、中央でしかもあの時代でナイターってっていう気になりはそもそもナイター照明のなさが現実準拠でアニメの嘘つきまくってて清々しかった。ゴール板の側に1本生えてるだけであとスタンドからの光源だけで夜の暗さで走るとか前見えねーって(でもアニメだから見える) いや画面上の光源は絵に正しく作られてて途切れ途切れでしか光当たってなかったからそこも堂々としてた。いやこれ初見でポッケ主観のイメージ映像の暗さなんだな~って思ってたら客観ビデオでも同じ暗さで驚いたよね。
レース後の発汗湯気立ち上りがヒトじゃなくて馬の多さでウマ娘の消費カロリー発熱量ヤバすぎるぜってなったね。
旧理科準備室は窓と遮光カーテン閉めきった時のモニタの光でいつもの紫色の空間になるんすね。
レース中にBGMない時間が多いのそんなにやってんねぇ!って褒めになる気になりが発生するポイントなんだろうか、わからん…。純粋の私の感性のタイプの話か、普段から競馬見てるから蹄鉄がターフを踏みしめる音しかしなくても無意識下で自然に受け入れているのか…。

セリフこそないけど、札幌記念でジャンポケが1番人気飛ばしたときの競バ新聞握りしめられるシーンのエグみやっぱすげーわ(金も賭けてないはずなのに!)、わずかな絵と動きだけであんな不快感作れるんだね… 落ち込むシーンにしても濃すぎて浮いてるでしょあそこ、でもウマでは再現できてないけど…、競馬はキラキラだけじゃないギャンブルの形での大金に支えられてる興行だって逃げなかったシーン。
最強かどうかの物語で、2024年のアニメなのに推しって言葉が出てこない、安直さがない脚本。

ポッケもダンツもキャリア浅いけどようやっとる仕上げてきてすごいと思ってたけど、演技はタキオンすみぺこんなに声優上手かったんか!となりましたよ。怪演だけじゃない、滲む悔しさも。実質タキポケ映画の影の主人公として凄く良かった。

色紙のさ新時代の扉キャラデザ準拠で勝負服着てるカフェがすっごい好きなんだけど!劇中でほぼ描かれてなくて悲しいぜ。マンハッタンカフェ(ウマ娘)(勝負服)のファンなので…。
この映画特にストレッチで全身使ってる演技の時に頭身の高さを感じられて好きだった。小顔で、スマートで、脚が長い。スタイルが良い。芯からズレるとかわいさ・格好良さ・魅力的じゃなくなっちゃうバランス難しい諸刃の剣のキャラデザだけどね、アニメで映えるのはもちろん、静止画としてもピークの良さがずっと高いからこれが好き。顔アップでぶつけ合ってる時とか、顔全体のシルエットの流線形があ~~今キャラの絵が超気持ちいいとこハマってる最高~~なったり。色紙クオリティでアップで描かれる勝負服のスーツの質感好きだぜ…。黒タイツも良かった。私はアニメ塗りが好き。映画寄り作画の二次創作ふぁぼってたらFor Youタブに流れるウマ絵そっちに固まってきたから流量があるのは前提としてもやっぱTwitterのリコメンドロジック優れてるんよね。

けどまあ売り上げは残念ながら忖度ない数字出ちゃうね…。ウマ娘サイゲが作りたいパブリックイメージほどスポ根できてないみたいっすね。バカ高い売り上げは結局PvPと萌えのオタクに支えられてんだな。事前公開のキービジュでキャラデザに否出てるのをコミュニティは同調圧力で黙らせれても結果はこうだよね…初動の異常さ度外視しても、未だTwitterトレンド制圧力維持しつつセルランしっかり高いコンテンツの完全新作アニメでこれかぁ…ってなるでしょ、スクリーン数も足りてて…。種みたいなフットワーク重い財団Bの大型映画でも1週目から冒頭公開n分仕掛けてくる&ネタバレ範囲コントロール明確にやってSNS口コミの最適化助ける時代なのに全然だね、のんびりしてんね。そんな宣伝で大丈夫か?2週目でスクリーン数は実績に正直に減らされてるが…。
アニメ映画としてのクオリティはしっかり高いんだから、弥生賞かOP終わりかホープフルかまではすぐ見せて凄そうでしょ見に来てよってやるのかと。CMとTwitterの口コミじゃレースシーンがこれまでのアニメ版と一線を画した凄さになってるの伝わらねーもん。レース見せなきゃ。あのダサい主題歌のCMばっか見てたから、ダービーのフジの競馬のCM枠は格好いいBGM使って格好よく映画らしいCMに仕上げたの流してたのそれ使えるならもっとそっちやろうぜって思ったな。

ちょうど同じ週に有男不玩がバズって国民性の違いだなって。日本人は同調圧力でコンテンツへの否を黙らせられるけど結局無言で売り上げ落ちるよねー。中韓は嫌いを主張するのに不買以外の行動力もすごいよな。そっち方面に同調する層を集めれるのもマジで違う。
有男不玩、元々オタク絵の二次元ゲームは俺達の遊びだったのに売上やら何やらで運営が解釈違い起こしやがって、とまあ嫌うことへ俺達は奪われた被害者意識だって正当性を活動側が抱いてるのが本質でしょ。まさに同じ状況だけど出力に文化の違いがあるなって。
かわいく見せようと思ってないのが明らかなキャラデザ・宣伝、メインが4人いるように見せていて実は扱いが全く対等ではないシナリオで、購買層が言えなくされてるけど抱いてる否の要素は上映されても変わらない口コミだったもんね。絵は変わらんだけだがシナリオはなんなら公開されてからの方がそういう層からの否が強まってんじゃないの、菊花賞ほぼスルーされるとか予想されてなかったでしょ。もっと扱いを平等にしろ、好きなキャラを出せって。ポッケくぅんどう考えてもガチャ回るタイプの女キャラじゃないのにそういうキャラを主軸に置きやがって、みたいな?シナリオの賛は予想あるいは期待通りだったから、掬えてない層は公開後のこの口コミじゃ拾えないわけだしね。
競馬にばっか媚びやがって金出してガチャ回してるのは俺らなんだが?はまあ普通の感想だけど、もっと酷いのは俺達の課金が還元されないで玉蹴り中継に化けたんだが?なんだよなw ウママネーでW杯買えたって経営陣がアピールするのは当然だけど、それへの反発も潰してコミュニティでも黙らせたの絶対いいことないのにバカみたいな初動セルランで社会現象ぶっちゃったからええかっこしいの下地があったのよくなかったよなー、非オタクとかあとは運営宛ですらないもっと上宛だからこそ通る不満をもコミュニティ側が潰して全肯定で埋めたところでぜってーハリボテだって。

まあ私は別にウマ娘のファンじゃないのでサイゲやっちゃったなーってブログの肴にするだけなんだけど。ファンを名乗るような帰属意識をウマには持ってない、アプリもログインしてるだけどころか一番やってた時期含めても通算でほぼ無課金だし。もちろんIPは嫌いじゃないし、勝負服カフェのキャラデザとか世の二次元コンテンツの中で一番の美少女キャラだと思ってるけど、格好よくて可愛くて声が良くて心地良くて演技も良くて。パーツ設計が最高でも実装であるアプリ版が全てにおいてのベストとは思えないから、そういう意味でもキャラデザだな。

順番が違うんだよな、確かに21年から本格的に競馬見だしたのはウマ娘によって観測範囲の活性化が遠因ではあるけど、競馬だけで見てたし、その時はアプリ触ってないし、アニメ1期とシングレが普通に好き程度だったから。その後にカフェが実装されてある程度アプリ触ったのとも、一口始めたのも独立事象だし、だからオルフェ産駒ありきで選んだんだし。だから外見的な要素とかはまあアイコンとかそうなんだけど、自意識としては別にそんなにファンじゃなくて…ただただカフェがU R MY SPECIALなだけで…。気を遣うこともないよな私のブログなんだから書きたいことを書きたいように書く場所ですということで後半好きに書けちゃったけど。2回もエントリ起こしてるくせに映画単体が特に好きなだけですからーとかまだ言い続けるのか、いやというよりもカフェ育成体験から3年経って再びこれほどの上質な作品があってすらそれぞれは好きだけど帰属意識抱けねぇ引っかかりがずっとあるっていう告白なわけだ。