Dropbox プロが月1200円で1TBにストレージ拡大されたってニュース見て、HDDのデータのバックアップどうしようか漠然と悩んでたの思い出したので色々調べた結果課金してDropboxにバックアップ投げることにしました。
とりあえず現状大事なデータ(普段使いしてるソフトの設定とかケータイで撮った写真とか)は四年前に買った外付けHDDに保存してるんですが、それだけじゃ不安だからどうにかしなきゃなーってのはずっと思ってて、たまに思い出したときにDVDに焼いてはいたんですけど手間も金も非効率的だしDVD-Rじゃ保存性も不安だし、何より本当にたまにしか焼いてなかったんでバックアップの体をなしてるかかなり怪しかったという。
んでバックアップの手段になるかも?って思い付いたのがNASとRAIDとさらに外付けHDD増やすのとクラウドストレージにぶん投げるの四つで、そっから延々ググって検討してみまして。
まずNASを買ってそこをデータ保管の基盤としつつ、NASに外付けHDDくっつけて一日一回とかの頻度で自動バックアップするように構築するってのが一つ目。これは現状PC一つしか持ってないし増やす予定もなくて、六畳間に一人暮らしかつPC常に立ち上げっぱなしなので何かあったらすぐ目の前のPC触れるしであんまりNASの恩恵得られそうにないなーってのと、NASは大分読み書き速度遅いらしくってそれをメインの保管先に据えるとストレス溜まりそうだなってことで却下。
二つ目のRAIDは名前しか知らなかったので今回調べるまでそもそもどういう用途に使うものかも知らなくて、んで多少理解出来ましたがバックアップに即時性を求めないしレベル高そうな手間掛けてまでやる必要ないなって感じだったので却下。
三つ目の外付けHDD増設は一つ目と似てて、今のHDDをメインの保管庫にしつつバックアップ専用のHDDをPCに刺して一日一回自動同期するようになんかのソフトで設定するって案でした。これとDropbox課金とどっちにするか結構悩んだんですが、諸々比較してクラウドストレージ課金に落ち着きました。詳しくは次で。
それでどうしてクラウドストレージに課金してまでバックアップ用に選んだかですが、やはりバックアップ先としてすごく信頼性が高いってのがあって、これは自分と保存先が物理的に距離があるから地震や火事に遭ってもデータが無事で済むだろうし、バックアップメディア自体が素人が適当に組む環境よりデータが消えないよう様々な工夫をされているというのの二つの意味で。また私は去年PC起動中にコンセントが抜けたせいで先代のパソコンをぶっ壊した苦い経験があって、幸いにも外付けHDDも内蔵HDDもデータは無事だったんですがPC本体に巻き添えで死ぬ可能性もあったんじゃないかって思いが抜けなくて、そういうことがないように出来ればバックアップ先はPC本体とUSBやらで繋ぎたくないんですよね。
それからバックアップの即時性が高くて、同期対象ファイルを編集したり対象フォルダに新しいデータ増やしたらすぐ同期してくれるところ。別にそこまで求めてはないんですが、やってくれるならやってもらうに越したことはないというか。あとは最初に設定したら金払い続けるだけで頭使わなくていいところでしょうか。HDD増設だと何年かしたらまた買い直して組み直さないと寿命が心配なので。ついでに現状使う見込みはありませんが、今の時代クラウドにでっかいストレージ持ってれば今後どこぞで役立つかもしれませんしね。
逆にデメリットはまず通信速度がHDDの読み書き速度に追いついてないところ。これは最初のアップロードに大分時間かかりましたが、一回同期終われば今後は細かい差分で済むのでそこまで問題なし。ダウンロードに時間かかるのはそもそも万が一のバックアップなのであっちから丸々ダウンロードせざるを得なくなったときのことなんて考えたくないというかw まあこれもPC立ち上げっぱなしにしとけば済むだろう問題です。ちなみにDropboxの回線品質ですが、アップロードは平均すると毎秒1MB弱だったので必要充分に高品質でした。こればかりはネットの声が錯綜してて実際に課金してみないとわからなかったのですが問題ない太さで安心しました。なんせプロバイダ側で一日に30GB以上アップロードするなって設定された上限にPC立ち上げっぱなしで引っかかる速さなので。Google Play Musicを本格的に使い始めたときに怒られたんですよね…w これにはTCP Monitor Plusで一日の送信量チェックしながら手動で同期停めたり点けたりで対応。
次に大量のプライベート度高いデータをクラウドにぶん投げてセキュリティ的に大丈夫なのかってとこでしょうか。これはまあ知識も根拠もあるわけじゃないですが基本的に私は長いものに巻かれてお役所とか大企業とかは信頼できるだろうと適当に楽天家してるスタンスと、プライベートったって銀行口座のパスワード書いたtxt保存するとかじゃないし、万が一大量流出のビッグデータに紛れても壊滅的に困ることはないだろうと高をくくってるので海外大手IT企業のセキュリティを信じることにします。そもそもSNSでプライベート垂れ流しマンだしたかだか自分なんかの氏名℡番メアド住所に価値あると思ってないし。不正利用に保障付かない現金のがよっぽどやり取り怖いと思いませんか。
あとはランニングコストがHDD増設より高止まりしそうなとこかな。今はお試し感覚で割高の月額で課金しましたが、年で契約しても1万2000円あれば毎年外付けHDD新しく買えますもんね。これはデレマスのおかげで無形のデータに金払う抵抗が完全に払拭されたのと、月1000円程度は安心を買う金として妥当だと思える価値観が作られたので気にしません。ありがとうちひろさん。
というわけでクラウドストレージに全部ぶん投げるバックアップに決めました。候補はやはり長期的な安心感がほしいので最大手っぽいDropboxと信奉してるGoogle先生謹製のGoogle Driveのどちらか。Android厨でGmail他一通りのサービスをGoogle関係に依存してる身としてはGoogle Driveに課金して容量共有出来るのは魅力的で、あとなんとなく回線速度もGoogle先生だし速そうなイメージもあったのですが、逆に何かあってBANされようものなら他の物までまるっと巻き添え食らうわけでまあ怖いですよね。ただ200円で100GBプランが用途的にかなり魅力的だったのでそれ回避でアカウント新規に取得してバックアップ専用で使うのも考えたんですが、シンボリックリンク非対応なのがかなり困って、ローカルの同期するフォルダ指定がインストール時にしか行えずあとで変えられないってのがちょっとやだなーって雰囲気だったのでDropboxにしました。
先代のPC時代から外付けHDDのパス固定してPC買い換えてもそれを使い続けて環境構築してきてて、バックアップのためとはいえそれを崩してあれこれするのは大分面倒なことになりそうだったので、シンボリックリンクを使って弾力的に運用できるDropboxを選びました。シンボリックリンク周りはLink Shell Extensionで簡単設定。
こんな感じでまだ環境作って向こうに同期してる程度で運用も何もないですが一通りメモ書き。今後の不安はまたPC壊して買い換えたときに別PCだけど同じデータの外付けHDD刺したとしたらDropbox上ではどういう扱いになるのかなーとか、そもそも同じ垢とはいえ新規インストールの時点で誤って初期化されたりしないのかなーとか、逆にHDDの方だけ突然切断されたらデータが削除されたものだと認識されてDropbox上から消されたりしないかなーとかありますが、30日以内なら消えたデータも履歴保持されててDropbox上で操作すれば復元出来る機能があるらしいんでそれでなんとかなるだろうと前向きに問題起きたらそんときはそんときでggrks頑張ってこの精神で。